姥桜ジュジュ

過去と毒と偏見まじりの備忘録

櫻子の嘘

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呼び出され、茶の間に座ると姑が「ジュジュさん、今日、櫻子の会社に手土産も持たずに行ったんですって? 櫻子の立場がないじゃないの。信じられない。」恐る恐る私が「ケーキを買って、皆さんでどうぞと櫻子さんに渡しましたけど。」 それを聞いた櫻子が「えー。私、もらってないけど。」あのねええ、言わせてもらうけども。あんたら母娘はそれまでの経緯からして、何にでもイチャモンをつけるってわかっていたから本来しなくて...

櫻子の罠

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結婚が決まった時に義両親から「新居は櫻子の不動産屋で探してほしい」と遠回しに命令されアパートの契約に行った日。「はああ?なんじゃそら」と思うことがあった。契約した際に櫻子から渡されたアパートの鍵が1つだけだったのよ。えええ、普通は2つじゃないの。と、櫻子に聞いたら「1個は、もうママに渡したから」働いている会社で自分の親を「ママ」って堂々と呼ぶその神経がすごい。しかも「ママ」って感じの容姿じゃない自分...

櫻子に初めてお義姉さんと呼ばれたあの日

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ぞぞぞぞぞーっとしましたです、はい。夫の妹、櫻子に初めて「お義姉さん」と呼ばれたのはあの姑の葬儀の最中、結婚して12年近くも経ってから。なんなんだ。姑が亡くなってどう考えても情勢不利と判断したのか。急に「おねえさ〜ん」と言われたってこっちはあなたにされたことすべてを覚えてるし、許すつもりもない。夫の3つ下の妹である櫻子。第一印象は、お兄ちゃんとまるで似てないなあ‥であった。初めましての挨拶をしながら...

清澄ロール

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いろんな名前のロールケーキがあるけれどどれもこれも一緒なような気がするんだもの。まあ、これも美味しかったですが。いかんせん店員の態度がねぇ。どうにかなりませんかね、ああいうの。若いって、ただそれだけで美しいと言われる年代であるのに。     20代は美しく。30代は強く。40代は賢く。50代は豊かに。60代は健康に。70代はしなやかに。80代は艶やかに。90代は愛らしく。そして、いぶし銀のように美...

差出人のない手紙

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最近お気に入りのサンドイッチ・ファクトリー。サンドイッチがどれもこれも美味しいのは十分わかったのでこの日はアボカドとサーモンのベーグルを。いい年こいた私の「玉ねぎ抜いてください」というお願いも快く聞いてくれた。いい年こいた‥って、自分で言うのはいいけども。ユッキーナに言われたらその場では大人として精一杯平静を装い、ここで暴れる。調子に乗りすぎちゃった感は否めないよねぇ。己の軽率な言動で恥をさらし、...